30周年記念 第4弾「登山家 田部井さん講演会」(2016/9)
戸隠合宿の最終日9月5日、長野の街に下りて合宿に参加した全国の皆さんに、登山家・田部井淳子さんの エネルギー溢れるお話を聞いて頂くことが出来ました。この日の田部井さんは腸閉そくで1カ月ほど入院された直後で、足元の覚束ない状態で、ご主人の運転する車で長野まで来て下さいました。そんな状態でもお話は実にエネルギーに充ちたものでした。「エプロンはずして夢の山」とのテーマでお話し頂きましたが、山登りへの思い、ふるさと三春への思い、東日本大震災への思い、ここから始まるご自分の役割への思い、がんとの闘いへの思い、明日に向かっての前向きな思い、前向きな行動。田部井さんのお話から多くの漲る元気を頂くことが出来ました。参加者の皆さんにとって、病気と闘う大きなエネルギーになった講演会でした。
田部井淳子熱く語る
9月5日長野駅近くの市生涯学習センターで「明日何するか」の生き方から「明日はこれがある、明後日はあれをやる」の生き方へと変え、自分自身の豊かな歴史づくりをして欲しいと話された。 ユーモアと機知に富んだ巧みな話術で会場に詰め掛けた戸隠合宿参加者60余名を圧倒。涙と笑いと感動が会場を満たした。 自身のがん闘病経緯、東日本大震災から「被災高校生を日本一の富士登山に」の運動へと取り組んだ経過と意義・成果。女性初のエヴェレスト登頂の当時と現在の山の状況をスライドで解説し、山のごみ問題に取り組んでいること。最後にはご自身の出身地福島・三春町のコマーシャルを交え、1時間半ぴったりの講演が閉じられた。 体調がいまひとつであったにも拘らず帯津先生の頼みだからと、凛としたお声で話して下さり、本当に感謝感謝でした。(三心会 K.K)